パーキンソン病センターこのページを印刷する - パーキンソン病センター

パーキンソン病とは

今から約200年前にイギリスのパーキンソン先生がこの疾患の患者さんのことを本に記載したのが始まりです。脳のドパミンに関係する細胞が徐々に悪くなる病気(変性疾患)で、神経に異常なたんぱく質が蓄積し、脳にゆっくりと広がってくることが分かっています。ドパミンは神経から神経に刺激を伝える役割を持っている物質の一つです。このドパミンが不足することで、ふるえ(振戦)・動きにくさ(動作緩慢)・体のかたさ(筋強剛)・バランスの悪さ(姿勢反射障害)などの症状がみられるようになります。

人口10万人あたりでは100~150人、60歳以上になると100人に1人の割合で患者さんがおられ、高齢化とともに、また現代の生活環境も影響してこの病気の方は非常に増えてきており、今後25年で倍増するといわれております。近年では指定難病のなかで最も多い疾患になっています。

特定疾患(指定難病)受給者証取得数の推移
パーキンソン病で主に障害をうける部位