パーキンソン病センターこのページを印刷する - パーキンソン病センター

パーキンソン病の診断

症状とその経過が重要になります。脳梗塞のように急に症状が生じることはありません。診察をして体のかたさや歩行の様子などを診察し、パーキンソン病では見られない症状がないことを診察により確認します。MRIの画像検査は行いますが、パーキンソン病では異常は通常見られません。他の疾患でないことを確認するためにMRI検査を行います。その他の参考になる検査に、MIBG心筋シンチグラフィとDATシンチグラフィがあります。MIBG心筋シンチグラフィは注射15分後と3時間後 に各5分間撮影します。DATシンチグラフィは注射約3時間後から30分間撮影します。検査費用は3割負担で約3万円弱と高額な検査になります。放射線の被曝は胃のレントゲン検査程度でごくわずかです。当院ではシンチグラフィの検査はできないため、他院でおこなっていただいております。

MIBG心筋シンチグラフィ(出典:MB Medical Rehabilitation (223) 145-150, 2018)
シンチグラフィの検査機器(出典:キャノンHPより)
「ダットスキャン読影のポイント ダットスキャンの意義と特徴」より一部改変(出典:日本メジフィジックス株式会社)