パーキンソン病の症状
パーキンソン病の最初の症状
最初の症状は、患者様によってさまざまです。手の震えで病院を受診する人もいれば、動きにくさで受診する人もおられます。あるいは、腰痛で整形外科に通院中に、歩行の異常に気づかれる方もおります。バランスの悪さは最初からみられることはありません。震えやかたさは左右に程度の差がみられます。また、最近では動きに関係した症状が出る10年~20年前から、便秘が目立つ、臭いが分かりにくい、夜に大声が出るなどの症状がみられることがあります。

パーキンソン病の症状
パーキンソン病では様々な症状が見られます。運動機能に関係した症状には動きの遅さ、身体のかたさ、ふるえ、バランスの悪さがあります。ドパミン以外の神経にも障害が見られることで、便秘、よだれ、腰痛などの疼痛、眠気、頻尿、立ちくらみ、幻覚、認知症などもみられることがあります。お薬に関係した症状では、下肢のむくみ、嘔気、幻覚、眠気などが見られます。


重症度分類
ヘーン・ヤールの重症度分類と生活機能障害度があります。指定難病はバランスが悪くなり歩行に障害がみられるヤールの3度、少し日常生活に介助が必要になったころから申請ができ、医療補助が受けられます。地域医療連携室で手続きなど相談ができます。
生活機能障害度/3段階
1度 | 日常生活、通院にほとんど介助を要しない |
2度 | 日常生活、通院に部分的介助を要する |
3度 | 日常生活に全面的介助を要し、独立では歩行起立不能 |
