栄養管理室このページを印刷する - 栄養管理室

栄養管理室より

当院は日本海に面した小高い丘の上にあり、眼下には神話"因幡の白兎"で有名な「白兎海岸」や 日本一大きな「湖山池」が見渡せ、春には桜やつつじにおおわれます。

栄養管理室は、食事の提供と栄養管理を受け持っており、食事提供については、長期の入院患者様も多い為、 メニユーに鳥取特産物の松葉カニ、豆腐ちくわ、砂丘長芋、20世紀梨等を使用し食材に季節感を取り入れています。

又、家庭的な食事形態を基本とし、見た目美味しく思われるように、盛り付けにも工夫を凝らして、温かいものは温かく、 冷たいものは冷たくし、安全・安心な食事を提供できるよう心がけています。

食事提供について

食事の特色

食事の種類には 普通食、治療食、重症心身障害児(者)食 などがありますが、食事の咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)の困難な患者様が多いため飲み込みの程度にあわせ、形態をかえた食事を提供しています。

 

主食・副食 内容
主食
  • 米飯
  • 軟飯
  • 全粥
  • 全粥トロミ
  • 粥ゼリー
  • パン粥
副食
  • 常食
  • 軟菜食
  • 一口大食
  • きざみ食
  • みじん食
  • ソフト食
  • ミキサー食
  • 嚥下訓練食

 

詳しくは「当院の食事形態詳細」をご覧下さい。

その他に、水分補給としての「お茶」や「果汁」をゼリー状にして(お茶ゼリー、果汁ゼリー)飲み込みやすくしております。

食事サービスについて

食事の種類には 普通食、治療食、重症心身障害児(者)食 などがありますが、食事の咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)の困難な患者様が多いため飲み込みの程度にあわせ、形態をかえた食事を提供しています。

【選べる献立】

入院中の食事が、楽しみの一つとなるよう、2種類のメニユーから、好きなものを自分で選べる選択食を週に2回とり入れています。

てりやきちきんサンドまたはサーモンクリームあんかけ、なすとひき肉のフライまたはえびたまあんかけの写真

【行事食】

行事の日には、特別なメニユーにメッセージーカードを添えて季節感をあじわっていただけるよう心がけています。

♪ 行 事 日 ♪
ひな祭りの食事写真正月(1/1~1/3)・節分(2/3)・ひなまつり・端午の節句・敬老の日・彼岸・月見・クリスマスなどなど…

個人対応食

アレルギーをはじめとし、食欲がない、好き嫌いが多いという患者様にも、少しでも美味しく食べていただくために、出来るだけ個人の要望に沿った食事を提供できるよう工夫しています。

栄養管理について

栄養食事指導をうけるには

当院では、入院、外来を問わず、患者様の病気や症状に応じて、その治療や予防のための栄養食事指導を行っています。ご希望の方は主治医までお申し出ください。

指導内容は、患者様の日常生活や食習慣に合わせて、食品の選び方、献立の立て方、調理のポイント等についてご説明します。また飲み込みの困難な方のための食事(嚥下食)の作り方や市販の嚥下食の紹介も行っています。

その他、食事についての、あらゆる疑問点にもお答えしますので、お気軽にご相談下さい。

NST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)とは

NSTとは患者様にとって最良な栄養支援をするチームのことです。

入院中の患者様がなんらかの原因で食事が出来なくなったり、食べる量が減ってしまったといった事が生じた時、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、言語聴覚士、臨床検査技師等の各専門スタッフがそれぞれの知識や技術を出し合い、原因の追求や栄養状態を把握し適切な栄養投与を考え患者様の全身状態の改善を行っています。

 

栄養管理実施加算とは

養管理計画表による個々の患者様の栄養状態の評価を具体的にしたものです。

入院時SGA(主観的包括的評価)などの栄養スクリーニングを行うことにより患者様に適した栄養療法プランが立てられ栄養状態を高めていくことです。

今後の方針としては、SGAによる栄養状態が中等度以上と診断された患者様にNSTからの介入を勧めていくかです。

当院の食事形態について

当院では入院患者様の様々な身体機能や嗜好に対応し、下記の様な食事(副食)を用意し提供しています。

普通食
常 食 食べ物をしっかり咀嚼(噛み砕く)することが出来、問題なく飲み込むことが出来る人を対象にした食事です。
軟 菜 食 義歯が合わない、噛み合わせがうまく行かない人や、開口障害がある人を対象に、柔らかい食材を柔らかく調理して咀嚼を助ける食事です。
ソフト食 食事や水分摂取時に、「むせ」たり、「誤嚥」することが多い人を対象に、食材料その物の持っている粘性(じゃが芋、南瓜、山芋)などを利用したり、ゼリーや片栗粉、増粘剤等の使用でトロミをつけて食べやすくした食事です。
しっかりとした形があるので、口に取り込みやすく、噛みやすく、まとまりやすく、飲み込みやすい食事です。
キザミ食 軟菜食を細かく刻みトロミをつけて、食べやすくした食事です。くした食事です。しっかりとした形があるので、口に取り込みやすく、噛みやすく、まとまりやすく、飲み込みやすい食事です。
ミキサー食 固形物を飲み込む事が困難な人を対象に、軟菜食をミキサーしてトロミをつけ飲み込みやすくした食事です。
流 動 食 術後や絶食からの食事開始時に身体状況に合わせて、重湯、くず湯、スープなど消化の良い流動物にした食事です。

 

特別食
糖 尿 食 糖尿病があり、食事療法が必要な人を対象に、普通食とは別に栄養管理された献立や、調理方法で作られた食事です。 
(高エネルギー食品は避けバランス良くエネルギーコントロールします。)
貧 血 食 貧血があり、食事療法が必要な人を対象に、普通食とは別に栄養管理された献立や、調理方法で作られた食事です。(良質の蛋白やビタミン、鉄分を補給します。)

【「ソフト食」(嚥下障害食)について

入院患者様にとって「口から食べる」ことは、単に栄養素を満たすだけではなく、 QOL(生活の質)をさまざまな形で支える重要な行為です。しかし身体機能面の障害や加齢と共に、 食事や水分を「飲み込む」時に、「むせ」たり「誤嚥」する事が徐々に増えてきます。

当院では「むせ」たり、「誤嚥」しやすい患者様に対し、安全で食べやすくする工夫として、 食事の副食をより細かく刻んだり(キザミ食)、ミキサーにかけて(ミキサー食)提供してまいりましたが、 さらに「目で見て美味しく感じられ」「食べやすく」「飲み込みやすく」した食事「ソフト食」を作成し、 患者様に提供しています。

現在、主治医の指示により必要と判断された患者様に「ソフト食」を提供し、誤嚥の防止を図っています。

ソフト食の食形態の位置付け説明図